AAMAA 米国補完代替医療推進協会
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米国補完代替医療の背景と現状
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米国における補完代替医療の普及

米国の人々に補完代替医療の普及をまざまざと見せつけたのは1993年に発表されたハーバード大学の研究でした。彼らの調査によれば、何と米国人の3人のうち1人は過去1年の間に何らかの補完代替医療を受け、かかりつけの医師よりも補完代替医療の施術者のほうにより多くかかっているという驚くべき実態が示されたのです。この論文は「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」という世界屈指の医学誌に発表され、マスメディアもこぞってこの衝撃を報道しました。

米国政府はこの新しい時代の傾向をいち早くとらえていました。1992年、米国はNIH(国立衛生研究所)の中に補完代替医療局という小さな部局を設け、補完代替医療を科学的に研究し評価する作業を始めました。安全性に問題があれば国民に警報を伝え、安全で有効ならどんどん活用すればいい、というスタンスです。予算額も当初は約2億円という控えめなものでしたが、年を追って補完代替医療局は拡大の一途をたどり、1998年にはNCCAM(国立補完代替医療センター)と名前を改称して国立医療センターの一つに位置づけられました。いまや年間予算も130億円超、豊富な研究費を活用してビタミン・ハーブ・その他のサプリメントや鍼灸・磁気療法のような各種治療法に至るまで、様々な補完代替医療の研究を推進しており、科学的な根拠を提供し続けています。

国会議員もすぐに動きました。米国議会は1994年にダイエタリー・サプリメント健康教育法(DSHEA)を成立させ、食品の中にダイエタリー・サプリメント(以下簡単に「サプリメント」と呼びます)という新たなカテゴリーを設けました。これはサプリメント製品に「カルシウムは骨の形成維持に役立ち骨粗しょう症のリスクを減らすことがあります」などの効能効果を表示することを許し、それによって栄養と健康について国民を教育し意識を高め、生活習慣病などを未然に予防して、結果として国の医療費増大を抑えよう、という法案です。こうして法的な環境が整い、医薬品産業や食品産業がこの分野に参入し、サプリメント製品が爆発的に市場に出回るようになりました。

現代医学の側も、こういう動きの影響を受けずにはいられませんでした。患者たちはサプリメントや他の医療についてかかりつけの医師に質問しアドバイスを求めるようになりました。当初は無視していた医師も、求めが増えるにつれて次第に補完代替医療について勉強せざるを得なくなり、やがて有効例を見聞する機会も増え、科学的な研究報告も目にするようになりました。こうして医師の中には補完代替医療を積極的に自分の診療の一部に取り入れる人々も現れてきました。

大学もまた補完代替医療へのニーズに迅速に対応しました。アメリカ医科大学協会の125大学のうち82大学が補完代替医療についての授業や卒後教育コースを設け、ハーバード大学・スタンフォード大学・コロンビア大学などの超一流大学が補完代替医療研究センターを設立しました。一般開業医ばかりでなく大病院や大学病院までが「統合医療」と標榜してカイロプラクティクス・鍼灸・ヨガ・マッサージ・瞑想などの専門家を抱え、どんな医療でも提供します、と患者を集めることが盛んになってきました。

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